おかもち的ルアーカラー理論

カラー問題は底無し沼!ルアーのカラーを選択する上での理論(持論)とは

皆さんはルアーのカラーってどのように考えてますか?

なかなかハマりだしたらキリがない話で、もう底無しも底無しです。

様々なカラーが発売されていますが、実際のところ市場に出回っている半分はカラーは人間を釣るためのカラーであると思ってます。笑

そんなカラーに疑心的な私ですが、実際に釣りをしているとは「カラーの差は出る」と感じることが多々あります。

沼の一因であるカラーについて、現時点での持論を残しておこうと思います。

カラー選択のベース

私がカラーを選択する時のベースになる考え方は

 

「グレースケール」

 

です。

グレースケール:色の明るさを多階調のグレーで表現するすること(一番明るい→白、一番暗い→黒)

 

イメージとしてはこんな感じ

↓↓↓グレースケール↓↓↓

あくまでイメージです。

例えば、同じ緑でも濃い緑と薄い緑ではグレースケールで表現した時の黒さ具合に差が出ます。

あくまで、グレースケール化した時の明るさをカラー選択のベースにしています。

 

ちょっと余談です。

ピンクって魚にも人間にも人気のカラーなんだけど、実際のところ確かに釣れるなって思う場面は多いです。

それは、グレースケールに置き換えた時にちょうど中間に来るカラーで、いわゆるオールラウンドカラーなんだと理解しています。

特殊なカラーの考え方

カラーってベタ塗り系ばかりでなくて、様々な工夫が施されたカラーがあります。

特徴的な2種類のカラーの捉え方を書きます。

クリアカラー

文字通り”透けている”カラーです。

そのまんまで、色の強さを調整する機能があると思ってます。

クリアカラー=透明度がある=強調度を和らげる

エクセルとかソフトでも透明度って調整できますよね。どれだけ透けさせるか。そんなイメージです。笑

「明るさはちょうど良いんだけど、ちょっと重い(強い)」なんて時にクリア系のカラーが調子良いです。

ベタですけど、透明度の高いエリアだったり、低水温期で透明度が高くなってくるとクリア系カラーがメチャクチャ強いなって実感します。

フラッシングカラー

フラッシングカラーはグレースケールで表現すると白⇔黒の繰り返しとなります。

一色のルアーで白と黒の両方の性質を持っていると捉えています。

 

フラッシング=明滅効果=白黒の繰り返

こんなイメージです。

この明るさの繰り返し変化で魚を引き付けるんだろうなぁと。

  • フラッシング具合で強弱の幅が変わる
  • ホログラムの違いで光り方が変わる
  • ベース色が変わると・・・

と、こんな感じでイメージを広げていけば楽しめるかなと思います!笑

これも余談ですが、私の大好きなカラーにレッドヘッドというカラーがあります。

このカラーの効果も実はフラッシングと似てて、色の差でアピールしているんだと思ってます。

フラッシング系はリアクション要素が強いと思っていて、ダメな時は全くダメで他のカラーよりも釣り負けるリスクも可能性が高い諸刃の剣的なカラーだと感じています。笑

釣り場環境による考え方

 

周辺の色環境

一番影響を受けやすいのはナイトゲームでの常夜灯でしょうか。

わかりやすいイメージで言うと車運転してる時にトンネル内に入った時ですね。

オレンジや青白いライトで見るのと、自然光で見るのでは同じもの見えても見え方に差が出ます。

その辺を考えてカラーチョイスするのもアジャスト能力の一つだと思ってます。

水質

まぁ簡単に言えば”澄んでいる”か”濁っているか”ですね。

程度によって目立つカラーが変わってくるという話です。

昔、学生時代に水槽を使って実験をしたことがあります。

様々なカラーのルアーを、澄んだ水と濁った水にそれぞれ入れてみるとどういう風に見えますかという実験です。

澄んだ水で一番光を拡散し目立つカラーは「赤」

濁った水で一番光を拡散し目立つカラーは「青」

面白くないですか?笑

ココには波長という考え方が関係してきます。

人間が見ることができる可視光380~780nm。

一番波長が短いものが紫で、一番長いものが赤です。

波長が長い光は吸収されやすい特徴を持っています。

なので、上述した現象が起こるんだと理解しています。

実験当時、持っている中で一番波長が短いカラーが青だったので、このような結果になっていますが、紫があったら紫が一番よく見えたんでしょうね!

濁った野池でバス釣るのにブラックカラー/ブルーフレークのファットイカが最強だなと思ってたのはあながち間違いではなかったようです。笑

そういうわけで、釣りをしているフィールドの水質を考慮し、カラーを届かせたいのかどうなのか、ということを意識しています。

まとめ

カラー問題はとても奥が深いです。

そもそも、魚からどのように見えているかはわからないので、それも含め永遠のテーマだと思っています。

どんな色でも釣れます。でも状況によって明確に差が出る場面を体験したのも事実です。

カラーを意識することでより釣りを楽しめる(いろんな意味でハマる)のは間違いないと思います。

今回は無数にあるカラーの中から、どうやってカラーを選んでいくかという話でした。

「明度」「波長」「周辺環境」を意識し、状況によって「特殊カラー」を使用して攻略する。

 

カラーについて、コニカミノルタという会社のHPに面白いページがありますので、気になる方はご覧ください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!