軽量シャロースプールの有効性

性能激変!なぜ軽量シャロースプールに変えるのがよいのか?

ベイトフィネスという言葉やスタイルが流行ってから結構な時間が経つ。

ベイトフィネスは一過性ではなく、それどころか活躍の場をどんどん幅を広げている。

つまり必要性があるスタイルだということなのだろう。

現在では各社専用のリールを出しているくらいですし。

ベイトフィネスが流行り始めた時、私も有効性を確認するために軽量シャロースプールを買って試してみた。

 

 

「スプール変えるだけでこんなに変わるんだ!」

 

 

あの時の衝撃は今でも残ってるし、当然当たり前のように使ってるし、軽量スプールの有効性が広まっている現状にも当然納得します。

 

なんだけど。

 

軽量スプールってそれなりの値段するし、初めてこの領域に踏み出す人はちょっと躊躇すると思います。

そんな人のために、今回はなぜ軽量スプールにすると性能が向上するのかについて書いていきます。

シャロースプールの有効性について、20メタニウムを題材に書いていきます。

ベイトリールのキャストの特性

リールには大きく「スピニングリール」と「ベイトリール」があります。

もちろん、いろいろ違いがあるんですがキャスト面に特化して比較すると

スピニングリールはスプールが回転せずにラインが放出されるのに対して、ベイトリールはライン放出するのにスプールを回転させる必要があります。

ここが、キャストにおける大きな違いです。

この特性が、スプール性能の差で大きな違いを生むことになります。

なぜ、軽量スプールが良いのか

みなさん、「慣性の法則」っていうのを聞いたことあるのではないかと思います。

運動方程式 ma=F (m:質量、a:加速度、F:力)ってヤツです。

重量が小さいほど、力は小さくなる。逆に言うと小さい力で物が動くということになります。

つまり、レスポンスが良くなるということです。

超有名な物理法則がそれを示してるんですね。

シャロースプールの有効性

上述した通り、自重が軽いということはそれだけでキャストにおける運動能力が向上することを意味します。

加えて、シャローにするとどんな良いことがあるのか。

そんなことを書いていきます。

トータル重量を下げる

少し回り道な説明かもしれませんが、少し落とし穴的な部分も含めて説明します。

スプールのスペックは通常「スプールのみの重量」が記載されています。

SVSユニットを含んでいない場合がありますので注意が必要です。

もう一つ注意が必要なのは“ラインキャパシティ”です。

20メタニウムのスプールにて実測値を用いながら説明します。

【ノーマルスプール】

【シャロースプール】

あれ、シャロースプールの方が重いですね・・・。

 

ではラインを巻いた後ではどうでしょう?

どちらも12lbのラインを巻いてみると・・・

 

【ノーマルスプール】

【シャロースプール】

 

なんと、1.4gも軽量化しています。

たった1.4gと思うかもしれませんが、重量20gのスプールからしたら約7%軽量したことになります。

仮に70kgの男性が7%軽量化したら65kgです。そう考えると7%の大きさが感じられるのではないでしょうか?

さらに、自転車業界では有名な話ですが、回転物の軽量化は10倍の効果があると言われています。

だからロードバイクに乗る人たちがまず改造するのは“ホイール”なんです。一番効果があるからです。

そう捉えると実際には14g軽量化したのと一緒ということです。非常に大きな数値です。

ちょっと脱線気味になりましたが、重要なポイントはスプール重量でなく、ラインを含めた全体重量を抑えること。

そして、スプールの軽量化は実際の10倍程度の効果が見込め、一番効果がある改造であるということです。

外径側を使える

全体重量を抑えるだけなら軽くて深いスプールを使えばいいじゃないか!

となります。

ここちも1つ考慮しておきたい落とし穴的なポイントがあります。

同じ重量でも、シャロースプールで、よりスプールいっぱいに巻いてある方がキャスト性能は上がります。(より小さい力で投げられる)

それは“テコの原理”が関わってきます。

支点に対して力点・作用点の距離が大きくなるので、小さい力でスプールを回すことができるからです。

だから外径側を使いやすいシャロースプールがより有効なんですね。

気を付けるポイント

シャロースプールのメリットばかり言ってきましたが、デメリットもあります。

これは単純明快!糸巻き量が少なくなることです!笑

いくら軽く、性能を上げたところで必要ライン長が保てないのでは意味がありません。

ご自身の使用用途に応じて適切なラインキャパのスプールを選んでください。

夢屋シャロースプールの用途

せっかく題材にしたので、夢屋シャロースプールの用途についても書いておきます。

12lbが60m程度巻けるキャパシティです。

正直、超軽量ルアーには向かないと思ってます。

超軽量ルアーには自重10g以下のものが向いているかと。

個人的にはルアー総重量10g以上のルアーで、そこまで飛距離を必要としない用途に向いていると思います。

具体的にはカバーへのピッチングや小規模の池でのオールラウンダーてな感じです。

その用途では非常に快適に使用できます。

まとめ

今回は軽量シャロースプールの有効性について書きました。

シャロースプールにするとどんないいことがあるかについては少し薄いと思いますので、別機会に書きたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!