たった1つの設定で劇的にシーバスの“ノリ”が良くなります
釣りをしてて一番テンションが上がる瞬間。
それは魚からバイトを得られた瞬間ではないだろうか。
しかし、その後の釣り人のテンションはバイト直後に大きく分かれることになる・・・。
残念な思いをしないために、私の考えるショートバイト対策を記事にしましたので、
「魚が全然乗らない」
「すぐにバレてしまう」
という方は是非読んでみてください。
ショートバイトとは
ルアーへ反応するものの、食いが浅く針掛かりまで至らない状態を指します。
原因は多々ありますが、ここでは詳細は省きますが、一例としてはこんな感じです。
- 急激な水温低下でシーバスの活性が下がった
- 条件がマッチしておらず、バイトの瞬間に見切られる(ルアーのレンジ・タイプ・カラー等)
- 特徴的なベイトを偏食している
春先のパターンとして有名なバチやアミ。
産卵後の体力消耗したシーバスが多いのと、遊泳力が弱く少ないエネルギーで捕食できることからショートバイトが多くなる傾向が強いと感じます。
良くある対策
感度アップ
まず自分が思うのは
感度を良くすることはショートバイト対策にはならない
ということ。
個人的にはそもそも感度という表現次第「?」な部分があるんだけど…。
まぁ仮に感度を上げたとして、それは魚がバイトが“わかりやすくなる”だけであって“バイトを深くするものではない”のである。
もし「バイトに気づかないことによる対策」であれば有効だとは思うけど、ここでいうショートバイトはそもそも食いが浅いことに対しての改善を指しているので、この対策は当てはまらないということ。
気づかないのであれば道具じゃなくて人間側の感度を上げろ。
あ、PEライン使用していること前提です。PEライン?何それ?って人はまずは使用しているラインを見直すことから始めましょう。
ロッドティップ
よく聞くのは「ソリッドティップ」のロッドを使いましょう!というもの。
要はティップが柔らかいものを使用して魚を乗りやすくしましょうってことです。
シーバスに限らず、バスでもグラス素材を使用して弾性率(反発力)を抑えることでノリを良くすることをしています。
※もちろん、ノリだけじゃなくてもっと良い効果もあるんだけどここでは割愛
私も様々なロッドを使ってきましたが、感じるのは
「他よりは効果がある」
ということ。
正直50%アップくらいですかね。それでも半分取れるようになるのだから効果はありますよね。
でも金も掛かるし、そういう特殊なロッドは万能ではないです。
私のショートバイト対策のご提案
ここではお金を掛けずに対策できるを紹介します。
ズバリ
リールのドラグを設定してみよう
普段使用しているリールで構いません。
重要なのは“ユルユル”にすることです。
どのくらいユルユルなのかと言いますと、ルアーをリトリーブした時にギリギリラインが出ないくらいです。
実際やってみると、アナタが思っている以上に緩いですが、これがキモです。
なぜこんなことをするのか。
それは
シーバスがルアーを加えた時の反発力を真にゼロに近づける
ためです。
ショートバイト=食いが浅い=加える力が弱い=小さい力でルアーが外れてしまう
というのが私の考えるショートバイトが発生する理由です。
いくらソリッドティップを使っていても、カーボンはカーボン。グラスはグラスなのです。
それ相応の反発力を有します。
今言っているショートバイトはかなりシビアな状況ではありますが、そんな時はソリッドティップでも弾きます。
でもドラグを緩くすることで“そもそもロッドに仕事をさせない”
先にラインが出ることで反発力を極力下げることができます。
私の経験上、アタリがあってラインがズルズル出て行ってもシーバスはすぐにルアーを離しません。
焦らず魚が乗ったことを確認してからドラグを締めてファイトしてみてください。
28gの重めの鉛ルアーでも、14cmの大きなサイズのミノーでも、しっかり乗せられますね。
まとめ
お金を掛けず、お手持ちのリールの設定1つでできるショートバイト対策を紹介しました。
ファイトする前にドラグを締めるという一手間は必要ですが、その手間を凌駕する効果を体感できると思います。
冒頭に記した通り、まさに今から本格化するバチやアミといったパターンにもとても効果的です。是非試してみてください。
お手持ちのリールでもできますが、
シマノは「ラピッドファイア」、ダイワは「ATD」というドラグシステムがあります。
これらのシステムは
締める・緩めるの動作をを素早く行える効果があります。
必要に応じて試してみてくださいね!