「高比重PE」「エステル」どっち派?アジングで使用するラインはどちらが幸せになれるのか。
現代のアジングで使用するラインの代表格と言えば「PE」と「エステル」
どちらのラインを選択するのか非常に悩ましいところ。
特にそう思わせるのはPEラインの進化による。
PEラインと言えば比重が1未満であることが特徴のラインであり、ボトムがメインとなるアジングでは比重の高いエステルであったりフロロラインが主流だった。
しかし最近では高比重1.38程度のPEラインも出てきた。
こうなってくると比重の面では高比重PEとエステルとの差がなくなってきて、ライン選びが非常に複雑になっているからだ。
でも個人的にはやはりこの2種類のラインの使い分けは必要だと感じている。
それぞれの特徴を踏まえ、私の使い分け方法について紹介します。
PEライン
特徴
PEラインはポリエチレンという素材の原糸を編み込むことで1本のラインしたもの。
この「編み込む」というのが他のラインにはないPEラインの最大の特徴と思います。
これが良くも悪くも後に示すメリット・デメリットに繋がります。
また一般的に比重は0.97と言われ、水に浮くことがこのラインの特徴です。
ここ最近では比重1.38という高比重モデルも発売されている。
メリット
編み込むことで直線強度が高い事が最大のメリットだと思います。
また、伸びが非常に少ないため感度が良いとされています。
比重が低く水に浮くので、表層近くをトレースしやすいのもPEラインのメリットだと思います。
高比重PEに関しても、「これまでのPEよりは圧倒的にアジング向きになっている」印象。
デメリット
比重が小さいことで、ルアーをボトムまで沈めても水中でラインが立った状態になっており、
ルアーが非常に浮き上がりやすいのでボトムを探りづらい。
これは高比重PEでは改善されている。特定の条件では・・・。
もう一つは編み込み構造のため表面積が大きくなり、抵抗を受けやすいという点。
高比重PEが出てきた今、これが最大のデメリットだと感じます。
風が吹いた時の煽られ易さ、水中での抵抗により同じ比重でもエステルよりも沈下スピードは遅くなります。
エステルライン
特徴
ポリエステルという素材で作られたラインです。
PE同様伸びが無いモノフィラメントラインというのがイメージしやすいでしょうか。
ナイロンやフロロ等のモノフィラメントラインの仲間ですが、ナイロンやフロロではラインナップしていないような細糸をラインナップできるのがエステルラインの最大の特徴だと思ってます。
メリット
1.38という高比重で水に沈みやすいのと、PEと同等の線径の細さで抵抗が小さいので圧倒的にボトムを釣りやすい。
モノフィラメントラインで表面積がPEに比べて少ないので高比重PEと比較しても圧倒的にボトムを取りやすい。
特に強風下などの悪条件下だと差がわかりやすいです。
デメリット
PEと同様の細さで伸びも小さいが、直線強度はPEに劣るため、扱いは非常にシビア。
引っ張ったら結構簡単にプツプツ切れるので、苦手な人は非常に苦手だと思います。
使い分け
個人的な使い分けは以下の通りです。
あらゆる条件でボトムの釣りを優先するならエステル!
比重・線径・表面積の点で他のラインよりも圧倒的にボトムを取りやすいです。
悪条件にも左右されづらいので、ボトムをメインで探るアジングではそこは圧倒的なメリット。
あらゆる条件でボトムを釣ることを優先すべきエリアであればエステルラインを選択します。
安価で200m巻き。ダイワの2004やシマノのC2000Sのラインキャパなら200mは嬉しい。
視認性重視ならコチラ
メガ/ギガサイズが混じるエリアで強度を優先するならPE!
アジってサイズの割りに非常に引く魚です。それもあって人気ターゲットなんだと思うけど。
特に、九州や四国ではメガやギガさらにはテラと呼ばれる40~50cmにもなるアジが釣れるエリアもあります。
そのようなエリアではしっかりボトムを取る繊細さよりも強度が優先されるように感じます。
その場合にはPEを選択します。
まとめ
いかがでしょうか。
私が普段アジ釣りするのはせいぜい尺アジが釣れるエリアなので、エステルラインを使うメリットの方が多いと感じています。
この記事が参考になり、皆さんのエリアや釣り方に最適なラインを選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!