組み合わせ∞!?継竿の特性を活かしてガイドセッティングをイジってみた
私が愛用しているロッドで「トランスセンデンス」というブランドのロッドがある。
マルチピースロッド専門のブランドで、マルチピースのメリットを最大限に活かした製品を展開するブランド。
最大の特徴は複数の継ぎ方ができて、1本で複数パターンの使い方ができること。
例えば、レイトブルーミングスというロッドは継ぎ方を変えることで510,62,73,77の4パターン長さで使用できる。
この機能を活かして本当に様々な釣りに対応できるスーパーロッド!
トランスセンデンスのフラッグシップ的存在であるレイトブルーミングス510+ REV2.0はドブ川シーバスにも抜群の対応力を発揮 トランスセンデンスのレイトブルーミングスというマルチピースロッドをご存じでしょうか? 仕舞寸 …
ただ、長さだけの組み合わせだけじゃもったいない!!!
私は更に、このマルチピースロッドのメリットはガイドセッティングの自由度にも活きると感じている。
普通のロッドだと簡単にガイドセッティング変えられないですからね…。
継ぐ角度を変えることでよりロッドの性能を活かすことができる。
私が実際に気に入っているセッティングを紹介します。
ガイドセッティングの重要性
ロッドと言えばブランクス!
というのはもちろん間違いなくて、日々進化している部分の1つ。
なんだけど、今と昔の一番の進化は何かと言われれば「ガイドセッティング」だと私は感じます。
あくまで付属品なんだけど、ガイドセッティング次第でブランクが持つ性能を活かすことも殺すことも、場合によっては120%の性能を発揮することができる。
そんな奥深い世界がガイドセッティングだと思っています。
オススメセッティング
私が愛用しているレイトブルーミングスとプルクラのそれぞれのオススメセッティングを紹介します。
基本的にはスパイラルセッティングです。
私はスパイラル大好き人間なので。笑
それぞれの意図は各項で説明入れておきます。
ハーフスパイラルセッティング①
それぞれショートver.で継ぐ時は主にこのセッティングです。
リールをセットした面を上面にして0°とした時に、先端のガイドが下を向くセッティングです。
ガイドが付いたセクションが3つありますが、
根元側:45°・中間:90°・先端:180°
とリールハンドルと逆側にセッティングします。
根元を0ではなくて45°振ってるのはリールハンドルとのバランスを取るためです。
実際に取れているかは知りません。笑
このガイドセッティングにすることのメリット(意図)はファイト時のストレスフリー化。
フッキングした際に、あるいはファイト中に突如高切れした経験はありませんか?
これは私の想像ですが、ラインがロッドに接触した状態でラインが出されロッドに擦られた瞬間に切れてしまうのではないかと。
通常のガイドセッティングされたベイトタックルの場合、ロッドが曲がり込むほどラインがロッドに接触しやすくなります。
糸鳴りするし個人的にはこの接触が本当に嫌い。
なのでファイト時のロッドとラインの接触を避け、極力トラブルを回避するためのセッティングです。
※キャスト時は触れる方向ですが、キャスト時の曲がり込む際はラインは放出されず点接触になるので被害は最小限だと思ってます
もう一つは、よりロッドが曲がりやすい=テンションを保ちやすくなるので、バラシ軽減に繋がるという点。
ロッドの曲がる方向の下側にガイドがあれば、その分ロッドを曲げる力が作用しやすくなります。
と、いうわけで、このセッティングが好きなセッティングの1つ。
ハーフスパイラルセッティング②
①をベースに、ロングver.で継ぐ時のセッティングです。
追加分根元側:-45°・根元側:45°・中間:90°・先端:180°
追加した根元だけリールハンドル側に45°傾けてセッティングします。
これのメリット(意図)はガイドだけでバランスをセンターに近づけるのが1つ。
それ以上に意識しているのは、ガイドに積極的にラインを当てることで感度向上です。
1ヶ所でも積極的に接触することがあると結構向上にます。具体的にっ説明できないけど。笑
キャスト時の飛距離に関しても特に影響は感じないです。
少なくとも、ちゃんと魚が釣れるくらいのところには投げ込めてるので。笑
クオータースパイラル
これは主にプルクラでボートシーバスのストラクチャー撃ちやバスでのベイトフィネス的な用途など、フリッピングやピッチングなどのキャストを優先する場面でで多用しています。
これらの場合、ショートver.で使用することが多いのでそれ前提のセッティングです。
根元側:0°・中間:45°・先端:90°
キャスト時は手首の甲が上=リールが90°横を向いた状態になる方が多いと思います。
その状態でガイドがロッドの下側に来るセッティングです。
キャスト時のテイクバックでガイドの重さを利用してよりロッドを曲げこむことができ、よりキャスト性能を上げることができます。
逆側にセッティングすればオーバーヘッドキャストでもその恩恵はあると思いますが、
オーバーヘッドよりもキャスト時の力をかけづらいフリッピングやピッチングの際により効果を発揮できると感じます。
懸念事項は魚を掛けた時のロッドの捻じれ。
それによってファイト時のロッド性能にどれだけ影響するかわかりませんが、それは今度の検証課題としていきたいと思います。
まとめ
トランスセンデンスのメリットをより活かすガイドセッティングを紹介しました。
こんなガイドセッティングもオススメだよ!
というのがあれば是非ご連絡ください。
ベイトタックルは上側ストレートセッティングが常識なようですが、
近い将来そろそろそんな常識も崩れてくるんだろうなーと思ったりしています。
もちろん、トランスセンデンス以外のマルチピースロッドでも同様ですので、
是非お持ちのマルチピースロッドで自分好みのセッティングを見つけてみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました。