海外奮闘記〜チェコ編〜

ようやく手にしたチェコの魚と、改めて気づいた釣りの楽しさとは

2021〜2022に掛けて私は仕事でトータル5ヶ月ほどチェコに滞在していました。

出張期間中になんとか魚を釣り上げることに成功しました。

その記録を残しておこうと思います。

ターゲットに選んだ魚

別の記事でチェコのを取り巻く釣りの環境について記事を書きました。

日本のように自由にやりたい釣りができる訳ではないです。

特に出張中で、本来の目的であり真ミッションの仕事もかなりハードルが高く、基本仕事漬けな日々の中での釣りばかりに時間を割けない現実もありました。

という環境の中で、できる限り調査した結果、時期的・環境的に狙うターゲットは必然的にコイがベストということになりました。

内陸国であるチェコは当然、淡水魚釣りが盛んです。

特に、日本同様身近な存在で大型になるコイはチェコでも人気ターゲットです。

事実、釣具屋にはロッド・仕掛け・エサ・コイ釣り用品で溢れています。それは情報も比較的入手しやすい環境ということでもあります。

なので比較的チェコのターゲットとしては敷居が低めであると感じました。

ただチェコのコイを舐めてはいけません。最大で20kgオーバーのコイが放されている池も結構あります。

身近なファイターであるコイが最適なターゲットであると考えました。

直面したトラブルの数々

魚をキャッチするまでに結構トラブルに出くわしました。

思い出にエピソードを残しておこうと思います(笑)

釣り堀なのに釣りをさせてもらえない

私が行ったのはプライベートポンド。所謂〝釣り堀〟です。

プライベートポンドはお金を払えばライセンス無しで釣りをすることができます。(実際にはプライベートポンドに行き着くまでもかなり苦労したわけなんですが)

ようやく辿り着けたプライベートポンドでいざ釣券を購入する際に「道具を見せてくれないか?」と。

見慣れないヤツが来たから確認してきたのでしょう。そこで、持参したタックルを見せました。(レイトブルーミングス+ジリオンtw+PE3号)

そしたらなんと

 

「そんなバケーションみたいな道具で釣りをさせるわけにはいかねぇな」

 

と。

 

「ここには20kgを超えるコイ様がたくさんいるんだ。そんなオモチャみたいなタックルじゃ相手にならねぇよ」

 

チェコ語だからよくわかんないけど、かなりバカにされた感じの物言いでした。

詳しい理由はわかりませんがチェコではベイトタックルへの信頼度はかなり低いようです。確かに釣具屋に行ってもベイトタックルの扱いは全く無かったですね。

そんなこともあり、釣り場を目の前にしながら釣りをさせてもらえないという、海外で釣りをすることの難しさを痛感したエピソードでした。

タックルの破損

2度目のチャレンジ。

前回、ベイトタックルで釣りをさせてもらえなかった経験を踏まえ、強いスピニングタックルで挑むことにしました。

絶対に文句を言わせないようにマグロ用にも使用できるオフショアロッドであるラウラウをロッドに選択。そしてリールはソルティガ5000H。PE5号。

 

ホンマ何釣んねん!笑

 

と自らツッコミ入れるレベルのタックルを準備しました。

2回目のチャレンジ。今回は違うプライベートポンド。釣券購入の難関も突破。

ようやく釣りができる

少し安堵した気持ちすらありました。

いざ準備を始めガイドにラインを通したタイミングで事件は起こりました。

なんとガイドを通した際にいとも簡単にティップが破損してしまいました。

あまりにも簡単に折れてしまったため、ショックというか驚きが上回った感じでなんかムダにテンション上がりました。笑

ただ、ティップというのは非常に重要で、少し折れたまま使用しましたが使い物にならなかったです。オフショア用のパワーロッドなので尚更その感覚が顕著に出たのかな。

まさに今回の釣行のために準備したロッドは、活躍する前にサヨナラとなりました。

※後日、メーカーに相談したところ製造不良で無償交換のご対応を頂きました。

最終的に選んだ釣り場

プラハから車で1h圏内にある釣り場。

職場にいた釣り好きに教えてもらいました。

実績がある釣り場だったので非常に心強かったです。

池に行く前には「ただの汚い池だし、そんな大きい魚がいないからガッカリさせてしまう可能性が高いよ」と言われてました。

ただ池に着けばこの景色。

いやいや、五色沼クラスの感動なんですけど。なんなら他の感情も働いてそれすら超越した感動なんですけど。

強がって「確かにまぁまぁだな」って言っちゃいました。ごめんなさい。

詳細は個別にご連絡頂ければお伝えできる範囲でお伝えします。

タックルと仕掛け

チェコには長期間いることは事前にわかっていたので仕掛け以外は準備していきました。

スーツケースに忍ばせていくので、パックロッド一択。私はトランスセンデンスのというブランドのロッドをチョイスしました。

普段日本で釣りする時にも使えること。1つのロッドで複数のセッティングができること。この辺がトランスセンデンスに決めた理由です。

トラブルのところにも記載しましたが、最終的にレイトブルーミングス・ラウラウ・そしてプルクラを購入しました。

仕掛けはぶっ込み仕掛け。

10号程度のシンカーを使用しました。

周りをみてもそんな感じが一般的なのだと思います。

そして待望の魚

様々なトラブルに遭遇しながらようやく釣り開始。

当日は7月のはずなのに気温は15℃くらいで、加えて爆風ということもあり体感は10℃くらいでした。ヒートテックだの晩秋くらいのウェアを着用しましたが震えが止まりませんでしたね。笑

コイのエサ釣りなのでひたすら待ってると、2hくらい経過したタイミングで待望のヒット!

足元が石積みで思ったよりゴツゴツしてるので極力沖で体力を奪う。

上がってきたコイは、日本では見たことない種類のコイ!

ガキの頃に散々コイを釣ってた中でコイに対してそこまで感動をしたことはけど、ここまでコイを釣って感動したのは初めてだ。不覚にも足が震えてしまった。

たぶんこの感覚は自分自身もしばらく味わえないだろうなー

 

前回ダメだと言われたレイトブルーミングスよりもライトパワーのプルクラで釣りあげるという、結果だけ見ればレイブルで良かったやん!と。笑

これはこれで遠征の楽しさということですね。

海外での釣りを経験して改めて思う釣りの楽しさとは

今回の経験を通じて改めて感じたのは

 

自分にとって魚に辿り着くまでのプロセスが非常に重要である

 

ということ。

たぶん、日本で釣りをしているだけならコイを釣ってこんな感動することはなかっただろう。

魚を釣った時の感動って非常に複合的で、

魚種的な魅力・捕獲難易度・費やした費用・費やした時間・ファイト中のスリル・etc…

これらが掛け合わされて最終的な達成感や感動になるんだと思う。

もちろん、魚種だけで魅力的だと感じる魚はいる。もちろんそれを釣るのも楽しいし嬉しい。

でも、もっと身近にいる魚でも、自ら考え、苦労し辿り着いた魚は何をも凌駕するくらい嬉しいことに気づけた。

つまり、自分自身で考えて辿り着いた魚はどんな魚でも嬉しいし、それは釣りを更に楽しく魅力的なものにする。

自分はそうやって釣りを楽しんで行きたいな。